約3年前、ChatGPTがリリースされ、衝撃を受けたのを覚えています。そして、翌年、「AI」を取り入れた授業を実施しました。
「授業でAIをつかってよいのか?」という葛藤がありましたが、最新技術はとても魅力的です。使い方や注意事項を身につけた方が、子ども達のためによいのでは?という結論に達しました。
当時はGoogeのAIはまだなく、マイクロソフトの「コパイロット」というAIをつかって、オリジナルの絵本を作る授業にしました。
ストーリをAIといっしょに考え、イラストも描いてもらいます。
例えば、桃太郎をベースに、近未来のスペース桃太郎、江戸赤ずきんちゃんなどです。
あれから2年しか経っていないのに、「AI」は私たちに生活に欠かせません。
今までは「Google検索」で「キーワード」(大分類、分類など)を指定する方法を、生徒に指導していましたが、今では、それすらも必要ありません。「AI」に質問形式に問いかけると、答えを導きだしてくれるのです。
うーーん、こうなると、教育を根本から考えなくては、とさえ思ってしまいます。
ただ、今回の授業を振り返ってみると、プロンプト(指示)がうまく書ける生徒は、「全体像を把握し、つねにゴールを意識して取り組む」ことができています。
「何のために、この作品をつくるのか」、目的意識をもって取り組む事の大切さを感じました。