よく「褒めると伸びる」と言いますが、本当にその通りだと思う体験が自身にあります。
私は、朗読や人前で話すことが得意ですが、それが「得意」と知ったのが中学3年生の時、国語の先生の一言です。
「市川さんは朗読が上手だから、全校集会の時に、この朗読をやってみて」と言われた時です。
私の母は「褒める」事を一切しないタイプだったせいか、自分が朗読が得意なんて、思いもしなかったです。「みんなより、上手なんだ!」という自信がふつふつとわき、以降、人前で話す機会があれば、積極的に手を挙げるようになりました。「自信」はやる気の源のような気がします。
そして好循環を生みます。しかし、だれもが、そんなに秀でる特技があるかというと、難しいです。なので、そんな「自分ってすごい」と思わせるシーンを、周りの大人がが作ってあげるのがいいと思っています。例えば、お掃除を手伝ってもらった時、素敵なアイデアや面白い話をしてくれた時など、日常生活の中でのことでOKです。
授業では、工作やゲーム作りの中で、とっぴょうしもないアイデアを出す子がいます。そんな時は「●●くん、すごいっ!こんなの先生は思いつかないよ。尊敬するよ!」という感じです!