小学2年生~6年生までが参加した、せんぷう機作りワークショップ。振り返ってみると、とてもよい企画でした。
工作キッドを使わずにすべて手作り故、仕上がりも、「手作り感」がありますが、小学生には、こういうのが合っていると思います。
モーターを回して、自分の方に風が起こる、それだけで「先生~できたよ」と大興奮。羽の向きや形によっては、風が横に流れてしまったり、後ろに行ったりします。何度も、切ったり折ったり曲げたり・・・。何事も、苦労して成しえた時の喜びは格別です。こういう喜びを、小学生の内に、たくさん、たくさん体験してほしいですね。
どんな学習でも「基本」が一番大切です。しかし、基本にこだわると、つまらなくなりがちなのが難点ですね。
例えば、プログラミングだと「hello world」と画面に表示させるのが最初の一歩ですが、スクラッチで簡単に出力できることに慣れている子ども達にとっては、地味すぎて心に響きません。電子工作も「LEDを光らせる」、いわゆるLチカが最初の一歩ですが、食いついてくれません。
そういう点で、今回のせんぷう機作りは、電気の基本を楽しく学べたのでは、と思います。
ミニせんぷう機作りの解説